《オタクはすぐ最高とか言う》

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2017年 「アニメ」10選

こんにちは。
例年のごとく「今年はあんまりアニメ見なかったな〜」と思いきや結局割と見てました。

作品に順位は付けられませんが、
私が今年「好き!!」と感じたアニメを10作品挙げていきます。
※以下、数字は順位ではありません。


1. 第3クールTVアニメ
プリンセス・プリンシパル

TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』番宣CM第2弾

以上です。
嘘です。スパイは嘘をつく生き物。
イベ券とかキャラソン特典とか全く関係なく円盤を買うのはこの作品が初めてです。最終話放送の直後には「これは当然円盤を買うしかないな?」という気持ちになっていたほど、明らかにのめり込んでいました。
1話完結のスパイサスペンス、JK百合カップリングドラマ、WW1期歴史ファンタジー、スチームパンクアクション、文字で見ると詰め込みすぎにも思えるたくさんの要素が、精緻な画と音の作り込みのおかげで互いに作品としての魅力を高め合っています。
この作品に出会えたという一点だけでも今年もアニメを見ていて良かったなと思えるほどの、ハイレベルなエンタテインメントです。
みんな円盤を買いましょうね~。


2. 第2~3クールTVアニメ
サクラクエスト

TVアニメ『サクラクエスト』ノンクレジットOP/「Morning Glory」(K)NoW_NAME

①キャスト発表で注目せざるを得なくなる。ちか・こし。94年度七瀬彩夏さん。言わずもがな上田麗奈さん。三者三葉イベがエモかった田中ちえ美さん。
②先行上映会でカップリング的な可能性を見出す。
③EDの画が良すぎる。
④回を追うごとにご都合主義でない丁寧な描写に引き込まれていく。信頼のPA Works。
⑤『龍の歌』。無事号泣。田中ちえ美さん初歌唱。イベントで聴けて昇天。
2クールありますが、今からでも「女の子が可愛い」という気軽な入り口で視聴してみてほしいと思います。騙されたと思って。ぜひ。


3. 第3クールTVアニメ
ゲーマーズ!

今話題のバーチャルYoutuberもイチオシの”すれ違い青春錯綜系ラブコメ”。
改めて、ラブコメっていいよね……いい……という気持ちにさせてくれた作品でした。
特に5話分をかけて散らされた勘違いの種がパズルのようにワンシーンに収束していく、怒涛の第6話は必見です。オンエア直後にもう一度録画を見てしまうほどの、史上稀に見る神回でした。
メイン5人の配役も、主にツッコミとなる男子たちに潘めぐみ豊永利行、華を添える女子たちに金元寿子大久保瑠美・そして2017年大躍進の癒やしボイス新人石見舞菜香という、ラブ要素もコメディ要素も面白くならないわけがない名采配だったのではないでしょうか。


4. 第4クールTVアニメ
Just Because!

オリジナルアニメ『Just Because!』予告3

青春恋愛群像劇、メインキャラクターが奇数、=優勝。
受験を前に漠然とした緊迫と弛緩の入り交じる高3の冬という時期、受験期特有の人が少ない校舎、冬の早い日暮れと長い夜、喧騒から一定の距離を置く湘南モノレール沿線という舞台、坂道の多さ、そうして綿密に練られた空気感すべてが、青春の焦燥とも切なさともなんとも言い難い”リアルな”恋愛劇を成立させています。
負けヒロインは優勝(語義矛盾)。小宮恵那、ああ小宮恵那、小宮恵那。心の一句。


5. 第4クールTVアニメ
ブレンド・S

TVアニメ「ブレンド・S」第2弾PV

視聴前は女の子がただただ可愛い系かと思っていましたが、関係性のオタク歓喜でした。
百合、青春ヘテロCP、おねショタ、女装ヘテロCP、身長差、年齢差、国際CP、なんでもござれ!
夏秋推し……いや夏冬も捨てがたいんですけど。百合かつおねショタとかいう天才設定のひでみうも推せる。
種﨑さんや徳井さんら中の人の魅力を再確認もできました。徳井さんがあれほど器用だとは知りませんでした。


6. [再]第3~4クールTVアニメ
天元突破グレンラガン
そうですね、10年前のアニメなんですけどね。
名前はよく見るけど熱いってこと以外実はよく知らないな、という状態だったのですが、今年再放送で初めて視聴しました。
ドチャクソ熱かったです。
「熱い展開の見本市」と表現したくなるほどに熱くならざるを得ないシーンがてんこ盛りで、アニメにおける、物語における”熱さとは何か”を思い知った気持ちになりました。
終盤で宿敵と共闘とか、時間軸と舞台設定が大きく飛ぶ第1幕と第2幕とか、実在の科学用語が飛び交う突拍子もない設定とか、我、こういうの、好き。



7. 第3クールTVアニメ
NEW GAME!!

TVアニメ「NEW GAME!!」PV @nganime #ニューゲーム


こういうことなんだと思います。
形として第1期よりさらにカップリングの魅力を押し出していく表現になっていて、ありがてぇ……という気持ちで毎話見ていました。
そして、そんな形を通して伝わってくる物語は、楽しさ、悔しさ、憧れ、ライバル心……周囲の人と触れることで抱いた様々な気持ちによって、一人ひとりが変わっていく物語だったのではないかと思います。
笑って、泣いて、怒って、喜んで、誰もが少しづつ、しかし確かに変わっていくのだと、本当の意味で当たり前の日常が描かれている全12話です。


8. 第3クールTVアニメ
活劇 刀剣乱舞

『活撃 刀剣乱舞』劇場版、始動!

ufotableによる圧倒的な作画の嵐。
推しキャラがこんなにカッコよく動いたらキャパオーバーで無理の塊になってありがとうの世界と化すだろうなあ、などと原作に詳しくない身でも羨ましく思うほどのクオリティでした。
ため息が出るほど画面が美しくクールな最終話、必見です。


9. 劇場アニメ
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~

ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~ 公開直前ぴょんぴょんPV

日常系アニメというものをようやく本当に理解したのかもしれないと思いました。
劇場版ということで様々な事件も起こるのですが、むしろ何も起きていないラストシーンで「見てよかった。良いものを見たなあ」と感じるような、そんな作品でした。
改めて考えると、「ただいま」って”日常”の象徴のような言葉ですね。


10. TVアニメ(昨年より継続)
アイカツスターズ!

TVアニメ「アイカツスターズ!」ダイジェストPV

エモーーーーーーショナル。
アイドルの物語、女の子の物語、そういった枠にとどまらず、人の成長物語としての普遍的なドラマがそこにはあります。
まだ間に合います。彼女たちの物語をリアルタイムで追ってみませんか?


入選作品が一年の後半に偏っていて、記憶が半年しか持たない疑惑がありますね。
2018年も、夢中になれるアニメに出会えることを願って。